天草酒造
2024.07.31
平山です
2024.7.29
天草酒造さんを訪問してきました
なんと私たちの会員さんからお誘いを受けて知る人ぞ知る「ますな屋酒店」「月亭」さんとご一緒に
天草酒造の社長さんを囲んで
同社の「池の露」を飲みながら聞くという素晴らしい時間でした
トピックで同社の米焼酎「天草」が
第3回 酒屋が選ぶ焼酎大賞
の令和6年の1位、2位に選ばれた!
嬉しいですよね、本屋さんが選ぶ本屋さん大賞みたいに
現場でお客さんに選んでもらっていることを知っている酒屋さんが選ぶ大賞!
天草人として嬉しいお話から始まりました
なのにずっと芋焼酎「池の露」だけを飲んでたという(笑)
天草酒造さんは下島の海岸沿いにあり素晴らしい眺めと気持ちのいい風が通る所にありました
カウンター越しに社長のお話を歴史、焼酎作りの工程、原材料の話、これからの展望をお話ししてくださいました
歴史
今は3代目だそうですが天草の歴史(人類の歴史と言ってもいいですが)から見ると昔は数十件の酒蔵があり(いまは天草酒造さん1件)資料がないだけでその昔からやっていたはず。
米焼酎が今よりたくさん生産してたけど天草だけで消費していた!ビックリ!
工程
9月から11月は芋焼酎の生産、毎日麴つくり
麴室、特別に見せてもらいました
手前の台?で麹が喜ぶ温度帯で麴を育て
むこうの木の箱で麴を安定させるために温度を下げる
その作業を麴室の上にある二つの煙突を使って
自然換気でやっている
すごい技術と経験値!!!!!
同じ部屋で片方は温度を必要とし、片方は下げていく??!!!
朝も昼も夜もないそうです!
麴つくりが終わると開放感がたまらないそうです
直接聞くのですごくこちらまで実感しました~
焼酎はすべて甕仕込み
昔の倉庫から掘り出して新しい倉庫へ
甕の製造年はわからないそうです
甕の中はこんな感じです
醗酵させる酵母も入れるそうですが、甕に住んでいる酵母でも醗酵させることができるんじゃないか?とおっしゃっていました
醗酵させたものが蒸留されて
こちらは大型の装置
こちらは小さい装置
歩留まりが悪く大してとれないそうですが、その分雑味などの要らないのが出てこないので美味しいのだとか
すごく興味わきました
原材料
芋焼酎の芋は基本天草産ですが、どうしてもまとまった量が確保しずらい
鹿児島からも供給されていましたが
いい焼酎を作るにはどうしても品質の問題
原材料にこだわる
となると自社生産、もちろんされていました
芋焼酎では半分は自社生産だそうです!すごい!
なんでそうなるかは、日本の農業が衰退していて天草ではそれが加速している
この会のブログでも何度か出ている問題ですね
これから
原点回帰、効率や生産量にこだわるのでなく、美味しい焼酎とは?
そして天草に一つだけの酒蔵
会社もだけど天草のことも考えておられました
社長、まだ若くてそしてパワフル!
他にもたくさんいろんなことが聞けました
絶対話せない爆笑的な話とか
社長ありがとうございました!
誘ってくださったNさんありがとうございます!
ずっと飲んでた芋焼酎「池の露」
めちゃくちゃうまいです!
元々「天草」飲んでいましたが池の露も飲まなきゃ
と地元の酒屋に行っても置いてない~、ガ~ン(笑)