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テッラマードレ・ジャパンin水俣

2025.11.02

テッラマードレ・ジャパンへ行ってきました!
すごかった!誰一人知り合いに会えなかったけど

すごかった

知らないワードがたくさん

情報量がすごい!

募集で200人と言っていたけど

それ以上いたんではないかな?

 

無農薬でやっている天野製茶園の天野さんが

昨年イタリアのテッラマードレに日本代表で参加して

日本での開催を決めて

スローフードジャパンの協力もとって

「食べる通信 水俣」の諸橋さんはじめ6名の実行委員で開催にこぎつけた

みたいです

ここだけでもすごい!

水俣すごい人たちがいます!

 

朝起きたら日帰りしたいと(本当は泊まるつもり)直感を大事にするので

JRと肥薩オレンジ鉄道で水俣へ

 

ここまで長く乗ったのは初めて

 

会場のもやい館(水俣病であらゆる分断があった、もやい(つなぐ、寄り合う)にこめられた施設)

 

すでに人でいっぱい

 

オープニングには間に合わず

「流域とともに生きる アグロエコロジーが示す再生の道」

すでに満杯

〇天野さん(天野製茶園)漁師の(網元)杉本栄子さんから山を汚してはダメだと若い時に言われた
〇岩崎さん(島原で種を取り続けている農家さん)種の中にも多様性がある、大根の花を見て素晴らしい世界だと

黒田五寸にんじんは長崎の在来種!名刺交換して「いつか伺います」と」伝えました、このイベント一番の収穫

〇中村さん(移動魚販売業、去年辞められた)不知火海の魚種127種、魚が捕れない、不知火海の魚がおいしいのは中小型の魚種が食物連鎖の頂点だから

下にあるペットボトルの水(海水?)は海に湧き出る地下水

中村さんが汲んできた、海水なんだけど、まろやか

〇林さん(地球研究学の教授、主に窒素の循環)CO2の濃度は昔315ppm,今は400ppm

 

「漬物クライシス 雲仙こぶ高菜とつくる”私の漬物”」

ここもいっぱい

持ち寄られた漬物を試食

手前、雲仙こぶ高菜、美味い!

左二人の女性

手前が島原の馬場さん、生産者で漬物を去年まで販売されてた

漬物塾もやっているとか

一緒に行った私たちの会員さん荒川さんと

「いつか勉強に行きたいね」

奥の人はスローフードの黒川さん、昨年の法律で日本の漬物文化が壊されて馬場さんはじめ本当の漬物がなくなってきている、だから馬場さんは作ることから教えることにシフトされてる

左黒川さん、右側会員の荒川さん

くいさがっていろいろ質問されてます(笑)

 

ワークショップ(申し込み者限定)

雲仙こぶ高菜の浅漬け風景

 

 

 

「醗酵の民の寄り合い~あつまれ各地の醗酵食」

参加者が持ち寄った発酵食品を試食しながら

(知っていたら平山農園の醗酵持って行ったのに、残念です)

 

ここもいっぱい

手前、サバのなれずし、おいしい~~~~

その横の黒いビン、韓国チェジユ島のバルサミコ酢

地面に穴掘ってカメに入れたリンゴだけ、ミカンだけ、ブドウだけを3年間埋めとく

めちゃくちゃ美味かった!!!!!!!!

参加者全員絶賛!群がってた

写真は群がっている様子(笑)

見にくいですが中央のお二人、韓国の方が通訳とともに説明

他にも北海道で72haの小豆農家(すでにスローフードでないと自分からおっしゃってた(笑))の醗酵小豆、あんこですね!

人吉から醗酵を伝えている女性、球磨焼酎の蔵元が27もある人吉だからこそとおっしゃってた、甘酒「ほかに呼び名がありますが?」私が答えて「飲む点滴」

綾町からケンちゃん農園(自然栽培)のみそ、醬油(静岡の醤油やさんの木樽で作っている、もちろん原材料はケンちゃん農園)玉ねぎ麹、にんにく麴、しょうが麹、塩みりん(絶品!!!!!)

地元サラダ玉ねぎ農家に嫁いだ玉ねぎ麴、なんでも使えて万能だと

四国からお二人、阿波茶(ポリフェノールが少なく赤ちゃんも飲める、最近すごく注目され始めている)

醗酵のお茶は世界に4つしかない、阿波茶(嫌気醗酵)ばたばた茶(好気醗酵)中でも2段醗酵はいしうち茶?もう一つは聞き取れなかった

写真、紙の袋に入っているのが阿波茶

手前のパウチは醗酵小豆

すごいここのセッション

情報量が多くて追いつけない

ここに参加されている方々すごい!

そしてここのファシリテーターは中東さん(鯖のなれずし)

分かりづらいですがボードの横で立っておられる方

まだ若い

アリスウォーターさんの映画「食べることは生きること」で出てくる老舗料理屋さんの方

47都道県の調味料を食べつくしたと

そこで分かったことが、作られた調味料はその土地で育った食材に合う

なんとなく理解できますが、中東さんはそれを実際にやられたと!

説得力が違う!

 

 

ギャラリー1で「水俣 食べる通信」

 

 

水俣にはすごいお茶屋さんがいます

お隣の出水市も

和紅茶の火付け役だったかな?

世界でも有名になった”くまもとオイスター”

 

私が水俣で唯一知る方(何度か園地を訪れました)

新田九州男さん

亡くなられましたが

ちゃんと生前食べる通信で取材されてます

九州男さん穏やかだけどすごい芯をお持ちでした

 

ギャラリー2

地域学

和紅茶のテイスティング

たくさんあったけど、どれも違う!

和紅茶恐るべし

 

説明文がなかったけどたぶん

杉本栄子さん夫婦のこと

ミナマタは水俣病を避けて語れない

会員さんの野村さんも杉本肇さん(やうちぶらざーず)とつながっておられますし

私の敬愛する作家の田口ランディさん

「苦海浄土」の石牟礼道子さん

たくさんの水俣病の語り部がおられますが

杉本栄子さんの影響力は計り知れません

 

テッラマードレ

ミナマタだから

そのミナマタを背負ってきたきたから

世代は変わっても

親、地域の年寄りから聞いて育ったから

そんな土地に魅了されたから

だからこんな

素敵なイベントが開催されたんだろう

 

最後は

「不知火フードネット発足宣言}

の前の記念講演

ノンフィクション作家島村菜津さん

東北食べる通信の高橋博之さん

実行委員の諸橋さんが宣言

 

他にも出たいセッションがありすぎて

「スローフィッシュ」「新しい公共の種をまく」「柑橘農家集まれ」「アニマルウェルフェア」(家畜の生存権)「地域認証制度」←後で聞いてこれは行きたかった、しもた

あと6つのセッション

移動の途中各部屋をのぞきましたが

どこも大盛況!

こんなものも

宮古島の地下水の窒素の測定

若い京都のお姉さんと沖縄の女性と硝酸態窒素の話で盛り上がる(笑)

ついでに最近話題の宮古島で発達障害が全国平均値の40倍のはなしも、、、

 

お弁当

 

 

終わって地元のお姉さま方が作られたおいしい料理(見ればわかる)を横目で見ながら

帰ってきました

なんと会場の入り口で

木村県知事と遭遇(開催県の知事が出張ってくるほどのイベントだということ)

「お久しぶりです、お出かけ知事室で質問した上天草の平山です」

あ~と返事され

しばしこのイベントのことで歓談(笑)

ほんと人柄に引き込まれます

 

 

まだまだ伝えきれないことがたくさんありすぎます

でも言えることは

食べ物は世界共通の言語だということ!

私たちの会でやっていることは間違いないということ!

食べ物を通して世界が広がる、つながる!

いや~楽しかった美味しかった~

 

 

ちなみに今日(11/2)はマルシェ

明日は(11/3)水俣をめぐるオプショナルツアー

 

追記

北海道でライムギの自然栽培されている若い方(40代)とお話して

嫁さんが町議で私たちの会と同じ学校給食をオーガニックに変えたいと

町議になったと

遠い北海道知床でも同じ思いの方が動いていらっしらるんだな~

「お嫁さんによろしく」と野村さんからプレゼントしていただいた
上天草市の食と健康を考える会、会長名刺渡しました~

初めて渡す名刺です
野村さんありがとうございます!

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